2015/3 [HOME]

++ 日記 ++

2015/3/25(WED)
日本現代詩歌文学館から評議員への誘い。
白井さんから、「詩学の友」へ作品を載せたいとのメール。
どちらもうれしい。
だが、実際の作品はどうだ。
自分で自分の力量を疑ってしまう。
(久慈は、疑わないで、自分だけが開いて閉じる作品を作り続けるのだろうか)
039
朝、目を覚ますと
いたるところに数字があって
おいでおいでをしている。
まっさらななりで
数字から逃れたい。けれど、
数字がないと、なにも組み立てられない。
じゃない?

2015/3/24(TUE)
038
あられ、降る。
何が春だ!笑わせるな。

2015/3/21(SAT)
036
お彼岸の中日、墓参りに行った。風もないのに蝋燭が消えた。
ガレージの雨樋が外れていたので、梯子を登り、二本をつなぎ、ビニールテープを巻いた。足元は木の棒に支えられ。
古い友達が書いた論文「非漢字圏に対する日本語学習法」をネットで読んだ。知ってるような、知らないような言葉がいくつかあった。
…何かずれている。
…ここにいて、ここにいない。
キャップをひねってボトルのお茶を飲んだ。
何日か前のお茶だと飲んでから気づいた。
いや、飲む前から気づいていたようでもある。

2015/3/20(FRI)
ようやく春の陽気。
035
なのに今、詩がない。
腹の中を、味噌汁のわかめの切れっ端が泳いでいる。
目の中を、うつむき加減に男が通る。
春はまだ、おれの外。

2015/3/14(SAT)
035
春めくやのんびりお茶も冷めていく
036
春渚波も自ずとソラシドレ

2015/3/12(THU)
きょうはレッスンのない日。
DJの原稿に手を付ける。


034
下にバンケ
上にかぎになって帰る白い鳥
これにシラスの刺身とくれば
おれの春だけど


「シラスの生は売っちゃいけなくなった。10年前から。」だと。

2015/3/11(WED)
034
ふと思った。今年の年賀状の、3枚の写真に添えた俳句、
「ジグザグに朝を届けて冬の陣」を
「ジグザグに朝を届けて冬支度」に変えたほうがいいのではないかと。え?たいして違わないって?そうかもしれない。でも、どっかあったかい気がするんだ。そう、思い込みたい。

2015/3/8(SUN)
きのうはれい子と長兵衛へ。たらふく食べて、早八時頃には帰ってきた。今日は、テレマエロマエ�兇鮓�て、ジャズを聴きに。
マルの「レフトアローン」をリクエスト。するとオーナーが10枚ほどレコードを出して見せてくれる。ジャケットもいいのがある。出だしの響きが耳に残る。
033
庭のフキノトウを取るのを忘れた。
今春二度目の天ぷらの予定だったのに
きのう行った焼き鳥屋で
アクを抜く方法を教わった
ゆでて絞って何回もていねいに揉むんだとさ
苦味がきついからね


(他人事じゃない…溜まりに溜まったアクを抜く…
 苦味もほんの少し残して…何度もていねいに揉むって?
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2015/3/6(FRI)
032
どうしてすぐに


やらないんだ?
ほら、いまも
返信を書けばいいのに
一拍おいて
お茶を飲むように


その一拍が、二になり三になり
いつのまにかというつぶやきが生え
そのつぶやきにカビが生え


詩集、はがき、プレゼント、メール、保険、税金、旅行、写真
数え上げればキリがない
よって、数えたくない


おれの辞書から「すぐに」を削除
かわりに「ちかいうちに」を入れて
すこしマボロシに近づく

2015/3/2(MON)
やっと3月。うれしいな。
恩田陸「夜のピクニック」から、ヒントをもらう。
031
テーブルの上に、湯呑みがある
それを見て、「湯呑みがある」というか
テーブルの上に、マンゴーがある
それを見て、「マンゴーがある」というか


たぶん、湯呑は言わず
マンゴーは言うだろう


見るって、なに
言うって、なに


ってことが、詩になるかどうか


ってことが、おれの詩



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日記帳(3) v1.02.00 エース (素材協力:牛飼いとアイコンの部屋)